世界の降水短時間予報(1時間間隔で、12時間先まで毎時予報)
0 Animate
LOADING...

世界の降水予報 GSMaP理研ナウキャスト

データ同化研究チームでは、シミュレーションと観測データを結びつけ、気象予測に関する研究を行っています。その一つの試みとして、最新のデータ同化手法に基づき、4時間前までの衛星による降水観測データ GSMaP(注1)を使った目先12時間までの降水ナウキャスト手法(注2)を開発しました(※)。この降水予報システムを毎時リアルタイムに継続的に実行し、日々精度検証を行っています(GSMaP理研ナウキャスト(GSMaP_RNC))。

(注1)GSMaP宇宙航空研究開発機構 (JAXA) により開発された、人工衛星観測に基づく世界の降水分布情報です。

(注2)降水ナウキャストとは、過去と現在の降水分布から降水域の動きを推定し、数分~数時間先までの降水分布を推定する手法です。


注意事項

当ウェブサイトでは、毎時更新される衛星の全球降水観測データに基づき、実時間に対して8時間後までの予報を表示しています。日本の近く(北緯0度から60度、東経100度から180度)の領域については、気象業務法に基づき気象予報業務許可(許可第204号)を取得して、予測手法に関して気象予報士が事前に確認を行った上で表示しています。なお、リアルタイムのデータが得られない場合は"No Forecast"を表示します。

この予報は研究を目的とした試験的なものであり、実用に供する気象予報に十分な精度や安定した配信環境が保証されたものではありません。したがって、利用者の安全や利益に関わる意思決定のための利用に適したものではありません。当予報は最新の研究成果に基づいており、研究の進行に応じて予報の精度は随時変化することがあります。また、予告なしに配信を中止することがあります。

気象庁発表の予報と当ウェブサイトの予報は異なることがあります。気象庁から気象警報・注意報が発表されると、随時こちらに反映されますが、必ず気象庁が発表する最新の気象警報・注意報の内容をご優先ください。

当サイトの利用者は、当サイトのコンテンツより得た情報を、利用者ご自身の責任において利用していただくものとします。当サイトに含まれる情報やデータを利用することで直接・間接的に生じたいかなる損害についても、理研およびその職員は一切の責任を負いません。当サイトは、予告なしに掲載情報の一部または全てを変更、削除、運用を休止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

理研ウェブサイトに掲載されている文章・写真・図版などの著作権は、特に明記されている場合を除き、原則として理研に帰属します。また、理研の許可なく無断転用・転載・改変をお断りします。


※参考文献

  1. Otsuka, S., S. Kotsuki, M. Ohhigashi, and T. Miyoshi, 2019: GSMaP RIKEN Nowcast: Global precipitation nowcasting with data assimilation. J. Meteor. Soc. Japan, 97, 1099-1117.
  2. Otsuka, S., S. Kotsuki, and T. Miyoshi, 2016: Nowcasting with data assimilation: a case of Global Satellite Mapping of Precipitation. Wea. Forecasting, 31, 1409-1416.

理化学研究所
計算科学研究センター
データ同化研究チーム